40代も後半になると、このままでいいのか?という不安にさいなまれる方が多いようです。
そこから、転職や起業を考えるものの勇気が出ない。
当然守るものも多いので当然です。
今回は、40代後半に実際に会社を辞めて1年後どうなったか?
リアルな転職事情を紹介します。
40代後半での退職
私の知り合いにT君という方がいます。
彼は、30代後半で零細企業ではありますが、社長に抜擢され
会社運営業務に携わっていました。
約10年経ち、売り上げも少しずつ伸び、次にどうしようか?と
部下であり運営方針を一緒に考えていたSさんと試行錯誤していました。
ただ、問題が二つありました。
Tさんは雇われ社長で、オーナーは別にいました。
それと、全く仕事ができない専務がいました。
この専務はオーナーに媚びへつらうだけの男でした。
Tさんと部下のSさんは、お客さんと打ち合わせをしたり、食事をしたり
して接点を持つことで仕事の拡販をしていっていました。
仕事のできない専務はこれが面白くなく、オーナーにこう言います。
「彼たちは会社のお金で好き勝手している」と
何も知らない、年を取りすぎたオーナーはそれを鵜呑みにします。
結局、オーナーとTさん、Sさんの間に亀裂が入り、会社運営どころではなくなり
Tさん、Sさんは会社を辞める決心をします。
退職をして何をするか?
辞める決断をして、オーナーと話をしますが、何分、雇われと言えども
社長なので簡単には辞められませんでした。
結局、辞めると言ってから8か月ほどかかったようです。
しかも、11月30日にオーナーと役員で集まり
「本日で解任」
と唐突に告げられたようです。どこまでも無責任なオーナーです。
これは、12月に役員賞与が出る予定でしたがこれを出したくないせこい
考えもあったようですね。
Tさんは、「そんな会社で貢献する必要は全くないな」とあきれたようですが。
その解任までにTさんは色々と考えていたようです。
- 今までの仕事の延長を起業してやるか
- どこかで働くか
- 全く違う事業をするか
Tさんには「転職」はあまり考えなかったようです。
前職が「社長」となれば、なかなか雇ってくれるところもないだろうと思っていたようです。
かといって、以前の仕事に興味があるわけでもなく、異分野へ挑戦してみようと考えます。
そうはいっても、製造業の社長だったのでつぶしが効きません。
そこで選んだのが、フランチャイズでした。
まず、下記のようなサイトで情報を収集しました。
いろんな業種があります。
店舗運営、無店舗運営、宅配、塾、飲食、掃除、コンビニ・・・・
どれもこれも、面白そうに見えたそうです。
そんな中で、業種を絞っていきました。
結果、塾運営か、コンビニにしようかと考えたそうです。
説明会にも参加し、色々と聞いていくうちにメリットもあればデメリットもある
ことが当然ながら分かってきました。
- 塾もコンビニも、立地でかなり左右されること。
- 人が集まらなければ成り立たないこと。
- そこは運の要素も多分に含まれること。
そんなことから、塾運営にしようと決めていたようですが、損益分岐点の
人数の高さがどうしても引っ掛かり、他も検討していました。
その時、売上保証をしてくれる「清掃業」に目が留まります。
要は紹介してくれる物件を購入するわけですが、営業は本部が確実にしてくれます。
希望する売上分は紹介してくれるシステムなので、やればやるだけ収入が増える。
しかも、これならSさんも一緒に事業ができ、事業を拡大できるのではないか?
そう考え、説明会に参加し、システムに納得し、フランチャイズに加盟します。
起業後
加盟金などは、日本政策公庫から借りたようです。
このフランチャイズ本部は辞める方が少ないという認識があるようで
融資もスムーズだったと言います。
実際、辞める人は少ないフランチャイズのようです。
1か月程度研修があり、そこから現場に入ったようです。
しかしながら、今までのデスク作業と違い現場での肉体労働なのでかなり
とまどいと疲労感があったようです。
何度も辞めようかと思ったと言います。
しかし、生活もあり、またSさんとの事業展開の夢もあり半年頑張ってみようと
身体と気持ちに鞭をうち仕事に集中しました。
6か月程度たつと、身体も慣れ仕事にも少し慣れてきて続けられそうだと思ったそうです。
現在はSさんと共同で事業を行っており、130万/月くらいの売り上げだそうです。
ロイヤリティは18%程度らしいのでそこそこ手残りはいいみたいですね。
春には売り上げアップも見えているようで、軌道に乗せていけるよう邁進しているようです。
まとめ
今回の事例は少し特殊かもしれませんが、企業という選択も一つの選択になりますね、
当然、責任はすべて自分ですが、その分、自分ですべてを決めることができます。
また、売り上げを上げようと思えばこのシステムであれば上げられます。
どこかの企業で働くのも一つですし、自分の力を試したいなら起業するのも
一つの方法だと思います。
興味があれば資料請求し検討するのも面白いですよ